空也蒸し

皆さん、『空也(くうや)蒸し』をご存じでしょうか? 一見すると茶碗蒸しのようですが、中にふんわりとしたお豆腐が隠れているのが特徴のお料理です。 平安時代の高僧・空也上人が広めたとされる精進料理のひとつで、とろりとした「あん」が熱を逃さないため、寒い日に体を芯から温めてくれます。 お正月のご馳走で少し疲れてしまった胃腸にも、豆腐の優しさが染み渡ります。 お自宅にある食材で簡単にできるお料理なので、この冬ぜひ作ってみてください。
この記事の筆者・監修者

名阪食品栄養士チーム
名阪食品の「からだよろこぶメニュー」の編集者。普段は給食施設の献立作成・衛生管理を行っています。「たべることはいきること」をモットーに、運営する給食施設で好評だったメニューレシピを発信しています。
空也蒸し (49kcal/一人あたり)

材料(1人分)
・絹ごし豆腐 20g
・しいたけ 5g
Ⓐ卵 20g
Ⓐ塩 0.5g
Ⓐ薄口醤油 2g
Ⓐ料理酒 1g
Ⓐだし汁 60g
Ⓑ薄口醬油 1.5g
Ⓑみりん風 1g
Ⓑだし汁 20g
Ⓑ片栗粉 0.5g
作り方
①ボウルにⒶを入れ混ぜ合わせ、茶碗蒸しのベースを作ります。
②しいたけは包丁で食べやすい大きさに切ります。
(※冷凍の椎茸スライスや干し椎茸スライスを使うと便利です)
③茶碗蒸しの器に豆腐、しいたけを入れたら①を入れ、スチコンスチームモードで20分加熱します。
④あんを作ります。
お鍋にⒷを入れて火にかけ、煮立ってきたら水溶き片栗粉を加えとろみをつけます。
⑤③に④のあんをかけたら完成です。
※あんをかけるので、Ⓐの茶碗蒸しベースの味付けは、通常の茶碗蒸しよりも控えめにしましょう。



