保育園での「おやつ」の提供のコツとは?名阪食品の事例と合わせてご紹介

おやつというと、チョコレートやスナック菓子などのお菓子をイメージする方もいらっしゃるかもしれません。実際の保育園でのおやつの時間には、さまざまな具材を混ぜ込んだおにぎりなどの軽食やソフトクッキーなどのお菓子を提供しています。今回は、保育園におけるおやつの効果や人気のメニュー、お菓子を提供する際のコツなどについて紹介します。
※また合わせて、サイト内におきまして「幼保育園 お悩み解決」に関する記載もご用意しております。是非ご参考になさって下さい。
▶サイト内 お悩み解決「こども園・保育園・幼稚園」ページを見に行く。
この記事の筆者・監修者

名阪食品お役立ち情報発信チーム
名阪食品の「お役立ち情報」の編集者。「すべては、お客様の健康で楽しく豊かな食生活のために」を理念に1日約7万食の給食を提供している。給食運営施設は学校・保育・高齢者施設・社員食堂と幅広く、お客様のお悩みや喜んでいただいた事例を発信している。
1.保育園での「おやつ」の効果
幼い子どもは、大人と比べると胃が小さく、1度にたくさんの量を食べられません。そのため保育園では、1日3食の食事で補えないエネルギーや栄養素、水分を補給する時間として、おやつの時間を設けています。
ただし、保育園でのおやつの提供には、足りないものを補うだけではなく、そのほかの効果も期待されています。ここでは、保育園でのおやつの効果について見ていきたいと思います。
(1)心理的な楽しみの場
おやつの時間というと、大人でもワクワクする方がいらっしゃるかもしれませんが、やはり子どもにとっても楽しみな時間です。一般的には、お昼寝のあとにおやつの時間が来るようなスケジュールになっている保育園が多いでしょう。
そのため、お昼寝で消費したエネルギーを補給する役割や心をリラックスさせる効果が期待できます。また、おやつの時間があることで、「今日のおやつは何かな?」などと、友だちや先生と会話を楽しみながら、コミュニケーションをとることも可能です。
コミュニケーションによって、精神的な安心感を得たり、社会性を育んだりできるでしょう。
(2)食育の場
おやつを通じて会話が弾むと、「おやつ=楽しい時間」となり、食に対する興味がわく子どももいます。食に対する興味がわくと、食事をすることが楽しくなり、おやつに使用している食材などにも興味を持ってくれるかもしれません。
また、季節の行事にちなんだおやつを提供すると、食を通じて日本の文化についても学べます。年齢が上がってくれば、おやつを作る料理体験を行うことで、実際に食材に触れたり、調理の方法や調理による食材の変化を学んだりする食育の場となるでしょう。
(3)保護者のサポート
厚生労働省が2012年3月に発表した「保育所における食事の提供ガイドライン」によると、就学前の子どもを持つ保護者のうち、「間食の栄養価に注意している」と回答した方は、全体の10%ほどでした(※)。
つまり、保護者が間食の重要性をあまり理解しておらず、子どもに与えるおやつの量や時間、栄養バランスなどを把握できていないケースが多いことがわかります。
こういったことから、保育園のおやつは、どんなおやつを与えると良いのか、どれくらいの量が適量なのかを保護者に知ってもらう機会になるというわけです。
就学前の子どもは、自分で栄養バランスを考えることはできません。しかし、保育園でおやつの時間を毎日体験することで、どんなおやつを食べると良いのか、自分が食べられる量はどれくらいなのかを学ぶこともできるという側面もあります。
2.保育園における「おやつ」提供のコツ
おやつの時間だから何を与えても良いというわけではなく、また時間に関係なくおやつを与えて良いわけでもありません。ここでは、保育園でお菓子を提供する際のコツや、保育園で人気のおやつを見ていきます。
(1)<年齢別>最適なおやつの量
年齢によって食べられるものや量は異なります。子どもの年齢に応じて、与えるお菓子の量を調整しましょう。年齢別の最適なおやつの量は以下の通りです。
【0歳】
乳児の場合は定期的にミルクを与え、離乳食の3回食が定着した子どもにはおやつを与えても良いでしょう。おやつを与える場合は、100kcal程度を目安にしてください。
【1歳から2歳】
おやつの目安は、100kcalから200kcalです。具体的には、小さめのおにぎり1個から2個やバナナ1本程度です。
【3歳から5歳】
おやつの目安は、150kcalから250kcalです。おにぎり1個やどら焼き1個程度が目安となっています。 ただし、子どもの身長や体重、運動量などによって、量を調整する必要があります。
(2)「おやつ」を食べる時間帯の配慮も必要
先ほども紹介したように、一般的には15時頃をおやつの時間としている保育園が多いでしょう。これは、夕食に影響を与えないようにするためです。お迎え間際の18時頃にお菓子を与えてしまうと、19時頃に夕食を摂る場合、お腹がいっぱいで食べられなくなる可能性があります。
そうすると、夕食を十分に摂らないまま眠ってしまい、空腹で目覚めてしまうということも考えられるでしょう。お菓子を与える際には、子どもの年齢に応じた量だけでなく、時間にも配慮する必要があります。
(3)保育園での人気のおやつは?特徴とコツを紹介
子どもたちにはどういったおやつが人気なのでしょうか? ここでは、保育園で人気のおやつと、子どもに与える際のコツを紹介します。
【おにぎり】
おにぎりは腹持ちが良く、具材をアレンジすることでバリエーションを楽しめます。小さめに握れば、手づかみ食べをしたい小さな子どもにもぴったりです。
おにぎりを提供する際には、ラップで小さめのおにぎりを作り子どもに渡しましょう。そうすると、子ども自身がラップの上から握ることができ、おにぎり作りを楽しめます。
【蒸しパン】
蒸しパンはやわらかいので、食べやすい点が特徴です。また、野菜を混ぜ込んだ蒸しパンであれば、野菜嫌いの子どもも食べやすくなります。さらに甘味のある野菜を使うことで砂糖の量を減らすことも可能です。
少し大きめに作って、子どもがちぎって食べられるようにすると、蒸しパンのふわふわした感触を楽しみながら食べられるでしょう。

3.名阪食品の事例
保育園のように、預かる子どもの年齢が幅広い場合、子どもの年齢に応じて、栄養バランスがとれた適切な量のおやつを作ることは、なかなか難しいです。そういったお悩みを解決すべく、名阪食品では保育園の給食にも対応しています。
栄養士の管理のもと、年齢に合った栄養素を摂れるメニュー構成にし、好き嫌いなく美味しく食べられる工夫をしています。もちろん、アレルギーに対する取り組みも行っており、園児の状況に応じて、アレルギー除去食や代替食での個別対応も行っておりますのでご安心ください。
このほかにも、実際に保育園に行き、紙芝居を使った食育活動や魚の解体ショーなどを行い、食育指導にも力を入れています。
▶名阪食品のおもしろい食育ページを見に行く。

4.保育園における間食には重要な役割がある
保育園における間食には、1日3食では足りないエネルギーの補給のほか、食育の役割もあります。そのため、名阪食品では栄養士の管理のもと、乳幼児が通う保育園の給食にも対応しており、栄養や食育面を考慮したお菓子を子どもたちに提供。安心安全な食材選定を行い、四季を感じる食材や献立で飽きない工夫も行っています。
大切な子どもたちの成長に欠かせないおやつを提供するために、ぜひ名阪食品の給食委託をご検討ください。
無料資料ダウンロード

献立写真集の資料を
ダウンロードいただけます

名阪食品の献立についての資料を
ダウンロードいただけます
無料資料ダウンロード

名阪食品の献立についての資料を
ダウンロードいただけます

食育実施例集の資料を
ダウンロードいただけます
【出典】
※厚生労働省「保育所における食事の提供ガイドライン」