【事例付】保育園における給食委託会社の選び方のポイントをご紹介!
給食委託会社は、保育園のスタッフの代わりに給食を提供するサービスを行っています。献立づくりから食材の調達・調理まで行ってくれるため、保育園のスタッフは給食業務に関する負担が軽減するだけでなく、保育業務に専念できるというメリットがあります。
給食委託にはさまざまなメリットがありますが、業者を選ぶ際にはどんな点に注意すべきか悩む施設もあるしょう。今回は、給食委託会社を選ぶときのポイントを具体的にご紹介。給食委託会社の導入を検討している方は、ぜひお役立てください。
1.保育園における給食の品質と安全性
給食委託会社を選ぶ際には、提供される給食の栄養バランスや食育面での品質、そして衛生管理やアレルギー対応などの安全性の確保が重要なポイントです。具体的に見てみましょう。
(1)栄養バランスの確保
子どもの成長と健康には、適切な栄養素を必要量摂取することが大切です。その一方、自施設で栄養バランスを考慮した給食を毎日提供するのは、スタッフにとって大きな負担となります。こうした状況では、給食委託会社に依頼すればその負担は軽減されます。「手間は省きたいが、栄養バランスはしっかりと確保したい」と考えた際、栄養バランスが取れた給食を提供できる会社かどうかは、最初に確認すべき点と言えるでしょう。
(2)衛生管理
衛生管理は、給食業務で特に気を付けるべき点と言えるでしょう。万が一食中毒が発生してしまうと、嘔吐や下痢を引き起こし、体の小さな子どもたちは脱水症状を起こすリスクがあるからです。そのため、調理場の衛生管理や食品そのものの安全性が確保できているかどうかも、選定時の重要なポイントと言えます。
(3)アレルギー対応
保育園を利用している園児のなかには、アレルギーを持っている子どももいます。子どもによっては、摂取することで命にかかわるほどの強いアレルギーを持っている場合があり、万全の注意を払う必要があります。そのため、献立のアレルゲン表示の有無や代替食品の有無などを確認し、アレルギー対策を徹底している給食委託会社を選びましょう。
(4)食育
食育とは、食に対する関心や興味を育てながら、子どもたちの健康な心と体を作っていく取り組みのことです。給食委託会社によっては、箸の持ち方を教えるイベントや、食に興味を持ってもらうイベントを行っている場合も。園児の年齢に応じた食育メニューを提供している会社もあるため、そういった会社を選択すると食育を進めやすくなるでしょう。
2.保育園の給食メニューの多様性
保育園で給食委託会社を選ぶ際は、季節のイベントや子どもの好みに合わせたメニューなど、バラエティに富んだ給食を提供してくれるかどうかも確認しましょう。どんなにバランスの良い食事を提供していても、似たようなメニューが続いてしまうと子どもたちが飽きて食べる量が減ってしまうケースも考えられます。メニューの多様性は、子どもたちの食欲アップや満足度向上にもつながる大切なポイントです。
(1)イベント食
イベント食とは、ハロウィンやクリスマスなど、子どもたちが大好きな行事に合わせた食事のことです。イベント食を取り入れることで、子どもたちは普段以上に給食が楽しめ、季節感も味わえます。以下のメニューは、名阪食品のイベント食の事例です。このようなメニューは、季節の移ろいを感じたり、日本の行事を学んだりするきっかけになるでしょう。
【名阪食品の事例】
「ひな祭り」にはひなちらし、「子どもの日」にはこいのぼりを模したカレーライス、夏祭りには七夕をイメージできるよう星型の野菜をあしらったメニューを提供
海外の食事も体験できるよう、「世界の料理」としてハワイのロコモコ丼や中国の春巻きなどを提供
卒園前の給食では、園児のリクエストを反映した「リクエスト給食」や豪華な「バイキング給食」を用意
(2)子どもの嗜好に合わせたメニュー
栄養のバランスや衛生面も大切なポイントですが、子どもが給食を楽しめて完食できることも重要です。そのためには、見た目や味付けが良く、子どもの嗜好に合ったメニューを提供してくれるかどうかもチェックしましょう。子どもが気に入る幅広いメニュー展開ができれば、必要な栄養素をより確実に摂取することにもつながります。
(3)手作りおやつ
保育園に通う年齢の子どもは、大人と比較して胃が小さいため、1回の食事量がどうしても少なくなってしまいます。そのため、1日3回の食事ではまかないきれない栄養素やエネルギー、水分をおやつで補っています。子どもにとって大切な食事の一部であるため、どんなものを提供してもらえるのか確認しておきましょう。以下は、名阪食品のおやつメニューの一例です。
【名阪食品の事例】
栄養価だけでなく見た目も楽しめるよう工夫したおやつを提供
好き嫌いなく美味しく食べられるよう野菜を使ったおやつを提供
独自開発のミックス粉を使用したケーキを提供。米粉のミックス粉もあるのでアレルギーフリーのおやつも提供可能
3.保育園の保護者からの評判
保育園で長時間過ごす子どもの食事は、保護者も重要視しているポイントです。そのため、給食委託会社に対する保護者の評判も参考にしましょう。
(1)アレルギー対応口コミやレビューの確認
インターネットで検索すると、おすすめの委託会社やその会社の口コミを調べられます。給食委託会社の選定時には、ランキングや口コミなどをチェックすると参考になるでしょう。しかし、口コミは正確性に欠けていたり、個人の意見によるものだったりすることもあります。そのため、委託会社の公式サイトも確認し、判断する必要があるでしょう。
(2)サンプルメニューの確認
給食委託会社を選ぶとき、より具体的なメニューを把握できると判断材料になります。会社によっては、公式サイトで献立のサンプルを確認できるところがあります。選定時には、どんな献立づくりをしているのか実際に確認し、参考にしましょう。
4.給食委託会社のサポート体制と対応力
サービスを受ける側としては、給食委託会社の対応も確認しておきたいところです。献立内容だけでなく、何かあった際に適切で迅速なサポート・対応をしてくれるかどうかも、重要なポイント。そのため、給食委託会社で働いているスタッフへの教育体制なども確認してみましょう。
(1)スタッフの教育・研修
給食現場は衛生管理能力が求められます。そのため、手洗いや食材管理、食材の消毒方法といった衛生管理に関して、スタッフがしっかりとした知識と技術を持っているかどうかも大切な選定ポイントになります。会社の公式サイトで、定期的な研修の場が設けられているか、調理技術や衛生管理に関するマニュアルが確立されているかなども併せて確認しておきましょう。
5.保育園の給食委託に係るコストと契約内容
給食委託会社を選ぶ際の基準として、コスト面や契約内容の確認も忘れないようにしましょう。保育園で給食を食べる子どもやその保護者にとって、安心で安全な給食を出すためには、「安い」だけでは十分なサービスが受けられない場合があります。また、契約内容により受けられるサービスが異なる場合があるので、内容を十分に確認しましょう。
(1)コストパフォーマンス
給食委託会社を利用する費用には、調理に携わるスタッフの人件費や衛生管理にかかわる費用などが含まれています。そのため、コスト削減を意識し過ぎてしまうと、味や品質を損ねてしまうことにもつながりかねません。子どもや保護者に満足してもらうためには、コストと同時に品質や味を総合的にチェックすることが大切です。複数の給食委託会社を比較し、保育園のニーズに合うところを選びましょう。
(2)契約内容の確認
契約する際や見直す際には、契約内容を充分に確認しましょう。費用は、施設の調理場を使用するか委託先で調理されたものを配送してもらうかによって異なります。また、施設スタッフと委託会社スタッフの業務分担、食事提供数などによっても変化します。そのため、施設の設備環境や委託したい業務内容、必要な食事数などを定期的にチェックし、契約内容に沿っているかどうか確認しましょう。必要時に見直すことで、余計な費用の発生を防げます。
自施設に合った給食委託会社を選び子どもたちが喜ぶ給食を届けよう!
子どもたちの食を預かることになる給食委託会社。いざ選定するとなると、どの会社にすべきか迷うケースもあるでしょう。選定するときは、コスト面だけでなく食の品質や味、メニュー内容などバランス良く網羅されていることが大切です。また保育園によっても必要なサービスが異なります。選定基準を理解し、子どもたちや保護者にとって安心・安全な食事を届けられる給食委託会社を選んで、上手に活用していきましょう。
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