骨粗鬆症、ストレス解消の蘇(そ)

日本最古の乳製品!牛乳の本来の甘みや旨みをぎゅっと凝縮したチーズのような“蘇”をご紹介!
骨粗鬆症、ストレス解消メニュー
蘇(そ)(410kcal/100gあたり)
日本でチーズが作られるきっかけになったのは、6世紀に仏教伝来ととも牛乳の加工技術が伝わったことだとみられます。発祥の地は、奈良県で、700年ごろには“蘇(そ)”と呼ばれる乳製品が宮中に納められていたという記録があります。甘味料がなかった当時は、栄養があるこの“蘇(そ)”は貴重な食品で、貴族や高級官僚たちは、美容と不老長寿を期待してこれを珍重したといわれています。この蘇(そ)こそが、日本最古のチーズと考えられる食品であるとされています。
“蘇(そ)”とは、搾りたての牛乳の甘みや旨みをそのまま凝縮したチーズのような食品です。作り方については諸説ありますが、牛乳のみを煮詰めて作られたのではないかという説が有力です。煮詰めることで、牛乳の持つ本来の甘さが際立ち、チーズよりもクセが無く、まろやかでなんとも味わい深いものです。
そのままでも美味しく頂けますが、今回は塩・こしょう・オリーブオイルをかけておつまみにしたり、グレープフルーツと組み合わせてサラダにしたり、はちみつをかけてスイーツにしたりして頂きました。是非一度頂いてみたい一品ですね。
この記事の筆者・監修者

名阪食品栄養士チーム
名阪食品の「からだよろこぶメニュー」の編集者。普段は給食施設の献立作成・衛生管理を行っています。「たべることはいきること」をモットーに、運営する給食施設で好評だったメニューレシピを発信しています。