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食品の値上げが加速しているのはなぜ?2022年上半期に値上がりしたものとは?

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ハイブリッドおせち

2022年に入り、小麦粉や調味料など、さまざまな食品の値上げが加速しています。
コロナ禍における経済状況の悪化や、ウクライナ情勢の深刻化などを背景とした物価上昇は、今どのように拡大しているのでしょうか。
この記事では、2022年上半期にどのような食品が値上がりしたのか、またなぜ今物価上昇が続いているのかなどについて解説。
今後の動向についても紹介していきます。

 

 

1.2022年上半期の食品別値上げ一覧!
      値下がりしたものもある?

2022年は、さまざまな食品の値上げが続いています。
上半期だけでもすでに64社以上が値上げを行っており、今後もその傾向は続く見込みです。
一方で、食品によっては値段が下がったものもあることをご存じでしょうか。

ここでは、食品別の値動きについて見ていきましょう。

 

(1)小麦粉や調味料などさまざまな食品類が値上げに

2022年の上半期には、次の表に示した食品類の値段が上がりました。

主な食品類の値上
主な食品類 値上幅 時期
食パン・菓子パン 平均7.3% 1月1日~
小麦粉 約3~9% 2月1日~
パスタ 約3~9% 2月1日~
なたね油製品 40円以上/kg 2月1日~
ハム・ソーセージなど 約5~12% 2月1日~
すり身製品・冷凍食品など 約4~13% 2月1日~
しょうゆ 約4~10% 2月16日~
マヨネーズなど 約2~10% 3月1日~
家庭用缶詰・瓶詰 約3~15% 3月1日~
トマトケチャップなど 約3~9% 4月1日~

            ※2022年1月時点(家庭用缶詰・瓶詰のみ2022年2月時点)

ガス料金や電気料金など価格が高騰している分野はほかにもありますが、特に値上がりが顕著なのが食品類と言われています。
たとえば、2022年4月には、トマト加工品大手の「カゴメ株式会社」が7年ぶりにトマトケチャップの値上げを実施。
調味料125品目の値上げも実施されました。
輸入小麦については、政府売渡価格が同年4月1日より5銘柄平均で17.3%引上げられました。

また6月には、即席めん大手の「日清食品株式会社」や「東洋水産株式会社」などが、主力商品を約3年ぶりに値上げする予定となっています。
さらに、発売以来約42年こだわり抜いた「1本10円」という価格設定を見直して注目を集めたのが、「うまい棒」を販売する「株式会社やおきん」です。その背景には、主原料のコーンや植物油といった原材料の高騰や物流コスト上昇、需給ひっ迫などがあるといいます。

このように、これまで値上げに踏み切らなかった食品でも、2022年は価格を改定せざるを得ない状況が続いているのです。
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(2)小麦粉は大幅な値上げ!一方うるち米の価格は値下がりに

値上がりが続く食品も多い一方で、値下がり傾向なのがうるち米(コシヒカリ以外)です。総務省が公表する小売物価統計(東京都特別区部)によると、次の表のような変動が見られました(※1)。
 
  うるち米 食パン
2021年2月 436円/kg 435円/kg
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 2021年12月 412円/kg 428円/kg
2022年1月 402円/kg 446円/kg
2022年2月 421円/kg 464円/kg
2022年3月 414円/kg 470円/kg
2022年4月 413円/kg 472円/kg

2021年2月時点では、うるち米が436円、食パンが435円とほぼ同じ価格です。
しかし、原材料の高騰などから価格上昇が続く食パンは1年後に29円値上がりし、その後も価格が上昇し続けています。
一方、2022年4月時点で、うるち米は23円も値下がりしているのです。

小麦製品は今後もさらなる値上げが見込まれているため、こうした格差はより広がるといいます。そのため、しばらくはご飯を中心としたおにぎりや弁当などのほうが、割安に提供しやすい状況が続きそうです。

※1出典:e-Stat 政府統計の総合窓口「統計表・グラフ表示」
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003421913

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2.食品が値上げされた3つの原因とは 

近年の食品の値上がりは、「原材料」や「輸送費」、「人件費」の高騰が重なって生じています。ここからはそれぞれの原因について見ていきましょう。

 

(1)原材料の価格高騰

天候不良や生産効率の低下などによる原材料の価格高騰は、食品の価格上昇に大きな影響を及ぼしています。
たとえば、ポテトチップスなどを販売する「株式会社湖池屋」では、2021年11月に一部製品の価格改定を発表。その理由には、記録的な猛暑と降水量の低下により、馬鈴薯の収穫量が減少する見込みであることなどをあげています。
また、ウクライナ情勢の悪化を背景に、原油や小麦粉なども価格が高騰。そのため、輸入の割合が高い原材料を中心に、価格の値上がりが続いている状況です。
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(2)輸送費の高騰

日本では2022年に入り、ガソリン価格が13年ぶりに170円を超えました。こうした輸送費の高騰も、食品の値上がりに打撃を与えています。
一方で、液化天然ガスなど燃料の供給が需要に追いついていないことなどが指摘されているようです。また首都高速道路では、2022年4月から長距離料金の上限が値上げされています。こうした改定も食品の物流に影響していると考えられるでしょう。
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(3)人件費の上昇

コロナ禍による経済状況の悪化により、人件費を確保するため値上げに踏み切る企業も少なくありません。また、人手不足に伴う人件費の高騰など、これまで企業の自助努力でまかなってきたコストも、近年は限界に達しているといいます。こうした動きが、食品の値上がりにつながっているのではないでしょうか。
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3.これからの食品値上げ動向は? 

すでに値上がりが続いている食品類ですが、今後もこの傾向は続く見通しです。
2022年4月に農林水産省は、国が輸入して製粉企業に販売する小麦の価格を引き上げました。前半期(10月期)に比べると平均17.3%上昇しており(※2)、過去2番目に高い価格だといいます。

これに伴い、製粉メーカーのなかには、6月に業務用小麦粉を値上げする企業も増えています。今後は家庭用の小麦粉製品の値上げが見込まれるでしょう。

また、家計の消費動向をはかる消費者物価指数(生鮮食品除く)は、2022年4月に2%を超えました(※3)。増税が要因の上昇を除くと、2008年9月以来の引き上げだとされています。ここでも主な原因として挙げられているのが、エネルギーと食品の値上げです。

国の補助金政策などにより、ガソリン価格の上昇は縮小傾向ですが、食品は値上げラッシュが5月以降も続くと言われています。値上げに踏み切る企業も増えており、価格を引き上げやすくなっている面があるという見方も存在するようです。

一方現在起こっている物価上昇は、輸入品の原材料価格の上昇に後押しされているため、2022年の限定的な加速だと見る専門家もいます。時間の経過とともに食品の値上げが落ち着いてくる可能性も高いと言えるでしょう。
489375132_food_raise.jpg※出典2:農林水産省「輸入小麦の政府売渡価格の改定について」
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/boeki/220309.html
※出典3:総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数 全国 2022年(令和4年)4月分(2022年5月20日公表)」
https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.html 

 

4.食品の値上げとうまく付き合いながら生活を 

原材料の価格や輸送費などの高騰により、食品の値上げが加速しています。
今後もさまざまな食品の値上げが続くと予想されますが、背景には社会情勢による避けられない事情があるため、あまり悲観しすぎないことが大切です。

また、小麦粉など値上がりが続く食品がある一方で、うるち米など値下がりが顕著なものもあります。こうした食品をうまく取り入れながら、物価上昇が続く時期を乗り越えていきましょう。

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【出典】

※1:e-Stat 政府統計の総合窓口「統計表・グラフ表示」
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003421913
※2:農林水産省「輸入小麦の政府売渡価格の改定について」
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/boeki/220309.html
※3:総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数 全国 2022年(令和4年)4月分(2022年5月20日公表)」
https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.html

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