ブログ

  1. TOP
  2. ブログ
  3. お役立ち情報
  4. 介護報酬改定で注目度UP!介護ロボットの現状とは?食事現場での活用も

介護報酬改定で注目度UP!介護ロボットの現状とは?食事現場での活用も

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
介護ロボットの現状とは?食事現場での活用も

高齢化が進み、社会問題にもなっている介護現場の人手不足。そんななか高まっているのが、「介護ロボット」への注目です。その一方、コストや導入後の維持管理などが課題となり、普及率は低いままという課題もあります。介護ロボットの実用化が進めば、介護する側・される側の負担が軽減するのは間違いありません。そこで今回は、介護ロボットの基礎知識や導入するメリット、国の支援制度などをご紹介。食事現場での活用事例も取り上げているので、ぜひ参考にしてください。
nursing-robot.jpg     厚生労働省 社会保障審議会介護給付費分科会(第233回)「介護現場の生産性向上の推進(改定の方向性)」より



※また合わせて、サイト内におきまして「幼保育園 お悩み解決」「特養・老健 お悩み解決」「社員食堂・寮 お悩み解決」に関する記載もご用意しております。是非ご参考になさって下さい。

▶サイト内 お悩み解決「こども園・保育園・幼稚園」ページを見に行く。
▶サイト内 お悩み解決「特養・老健」ページを見に行く。
▶サイト内 お悩み解決「社員食堂・寮」ページを見に行く。

 

1.介護ロボットとは

介護ロボットは、ロボットの定義である「情報感知」「判断」「動作」の技術を取り入れた福祉用具の総称です。介護される方の自立支援や、介護者の負担軽減に貢献するため、2013年より国の主導で開発が始まりました。現在も導入促進に向けて、支援制度の制定やプラットフォーム事業の立ち上げなど、さまざまな取り組みが積極的に行われています。ここでは、そんな介護ロボットが実際にできることや、介護現場でのメリットをご紹介します。

(1)介護ロボットができること

介護ロボットには、介護者の作業を補助する「介護支援型」や、被介護者の日常生活をサポートする「自立支援型」、対話や見守り機能に特化した「見守り・コミュニケーション型」などがあります。国が分類した介護ロボットの開発分野は6分野13項目あり、それぞれできることは下記の通りです。

移乗支援(装着型・非装着型)

ベッドや車いすなどに移乗させる際に、パワーアシストを行う機器です。介護者が装着するタイプと、電動で被介護者を抱えたり持ち上げたりする非装着型があります。

移動支援(屋内用・屋外用・装着型)

高齢者の歩行補助や、立ち座りの動作、荷物の持ち運びなどを支援します。

排泄支援(装着型・非装着型)

排泄物処理を全自動で行う機器や、ポータブル式の水洗トイレなどがあります。ほかにも排泄を予想する機器、服の着脱を助ける機器などがあり、排泄の一連の流れをすべてサポートすることも可能です。

見守り・コミュニケーション(施設型・在宅型・生活支援型)

センサーや外部通信システムが備わった機器で、高齢者に異常がないか見守り、転倒を検知して外部に連絡をします。会話ができるタイプもあります。

入浴支援

浴槽への出入りや、湯船につかる動作をサポートします。工事が必要ない機器もあり、被介護者が自分で使用する、または介護者1名で使用できるものがほとんどです。

介護業務支援

介護にまつわる情報を集めて分析し、必要な支援を算出します。

(2)介護ロボットの介護者へのメリット

介護ロボットは、介護中の重労働による身体的な負担や、夜間の見回りなどで生じる睡眠不足などを軽減します。また、スタッフの人員に限りがある介護施設などでは、ロボットに業務を任せることで別の作業に時間を使えるため、業務の効率化も図れるでしょう。

(3)介護ロボットの被介護者へのメリット

入浴や排泄のサポートは、人の尊厳にも関わる介護です。介護ロボットを利用することで、被介護者が感じる恥ずかしさや負い目などの心理的負担を軽減します。また、被介護者が自分で利用できるものは機能訓練にもなり、対話型のロボットなら癒し効果も期待できます。



2.介護ロボットにおける補助金  

介護ロボットの導入には高額な費用がかかります。そこで、国が行う「介護ロボット導入支援事業」では、介護ロボットの導入に生じる費用の一部を助成。介護ロボット1機あたり、分野によって最大30万円、または100万円の補助金が出されます。なお、台数に制限はありません。

見守りセンサーに必要な通信環境の整備には、1事業所あたり最大750万円が助成されます。補助率は都道府県の裁量で決まり、制度の名称もそれぞれ違うため、事前に確認してみましょう。

神奈川県の介護ロボット導入支援制度

例として、神奈川県の制度をご紹介します。導入するロボットは県によって審査されたものが対象で、購入だけでなくリース・レンタルの場合も制度の利用が可能です。補助率は、ロボットの導入・通信環境整備ともに、国で決められた上限金額の3/4または1/2となっています。

申請条件は、導入計画書の作成と、導入後の成果報告は必須。また、介護スタッフの人員体制を効率化すること、被介護者のケアの質を向上させることなどの要件を満たす必要があります。

予算に限りがあるため、神奈川県では事業所のサービス種別や申し込み頻度によって、交付の優先順位も設置。この取り組みによる介護環境の改善や、介護ロボットの普及を目的としています。



3.介護ロボットの活用事例  

実際に、介護ロボットを導入した施設の活用事例をご紹介します。

(1)移乗支援(装着型・非装着型)

panasonic_risyo-ne.jpg
ケアベッドと車椅子が一体となった、電動の移乗支援ロボットの導入事例です。ベッドの半分が分離し、車椅子に変型します。電動モーターでリクライニングもでき、介護者単独でも安全に移乗させることが可能です。

このベッドを導入したことで、介護スタッフの身体的負担が軽減され、寝たきり状態の高齢者の受け入れが増やせる効果がありました。介護される側も負い目を感じにくく、笑顔が増えたとのことです。 



写真:パナソニックエイジフリー株式会社様「リショーネPlus」



(2)排泄支援

nemuri-scan.jpg
被介護者の排尿のタイミングを検知し、事前に介護スタッフに知らせる排泄支援ロボットの導入事例です。機器を被介護者の恥骨上に貼り付け、排尿しそうなときや、排尿したあとに、タブレット端末を通じて知らせてくれます。

充電すれば24時間使用できる機器のため、被介護者が日中おむつではなくトイレで排泄できるようになったとのこと。おむつやパッドの経費の削減にも繋がります。介護スタッフの排泄ケアに対する労力の軽減や、意識の変化にも効果的です。

写真:トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社様「DFree」

(3)見守り支援

nemuri-scan.jpg被介護者のベッドでの動きを、パソコンやタブレット端末に画像で知らせる見守り支援ロボットの導入事例です。画像で状況確認ができることから、無駄な訪室や、夜間介助の負担軽減に効果的。寝返りなのか、緊急性がある動きなのかも判断しやすく、被介護者のケガを未然に防げるメリットもあります。

費用は機器によって差があります。誤作動の少なさや、使用環境の条件などを、比較するのがおすすめです。

写真:パラマウントベッド様「眠りSCAN」



4.食事現場での介護ロボットの活用事例  

obi.png食事現場で活躍する介護ロボットも存在します。手が不自由な方向けの食事支援ロボットは、ボタンなどの簡単操作で、スプーンを口まで運びます。

仕切りのあるプレートから、好きなおかずを自分のペース配分で食べることができ、施設利用者の「自分で食べたい」といった願いも実現可能です。食事のストレスを軽減させることで、自信や生きがいにもつながります。

ほかにも、決まった時間に一定量の薬が出されたか検知する服薬支援ロボットがあります。薬の誤用や飲み忘れなどを防ぎ、介護者の負担を軽くするのに効果的です。

写真:代理店 株式会社グローブリンク様「obi」


5.介護ロボットの導入で介護する側もされる側も笑顔に  

介護ロボットは、介護スタッフの労力を軽減させ、施設利用者にとっても安心感や自信を得られるといったメリットがあります。導入の際は、補助金制度を上手に利用することで、人件費・経費の削減も期待できるでしょう。高齢者施設を運営するお客様は、ぜひ一度介護ロボットの導入を検討されてはいかがでしょうか。

 

無料資料ダウンロード​


無料資料ダウンロード​



Contact

お問い合わせ

給食委託に関する
お問い合わせ・ご相談はこちら
お問い合わせ・ご相談はこちら
給食委託に関する資料の
ダウンロードはこちら
資料ダウンロード
給食委託に関する
お見積り依頼はこちら
お見積り依頼こちら
その他の会社に関する
お問い合わせはこちら
その他のお問い合わせ

お電話での
お問い合わせはこちら

平日 9:00~17:00

  • 京都府・奈良県・和歌山県のお客様
    奈良事業部:0744-43-8103
  • 大阪府・兵庫県のお客様
    大阪事業部:06-6942-5091
  • 三重県のお客様
    三重事業部:0595-24-1922
  • 滋賀県・愛知県・岐阜県・静岡県のお客様
    名古屋オフィス:052-856-5691
  • 関東圏のお客様
    関東事業部:048-650-6682
  • これら以外のお客様
    本社(大阪府):06-6948-5245
    奈良本社::0744-43-9090