給食委託で見落としがちなこと4選(幼稚園・保育園)

保育園や幼稚園での食事には、食育はもちろん、さまざまな目的があります。しかし、その目的を網羅しつつ、子どもたちに苦手な食べ物を克服してもらうためのアレンジ料理を考えることは、非常に大変な作業と言えるでしょう。そこでおすすめしたいものが給食委託です。メニュー考案の手間を省けるうえ、バリエーション豊かな食事を提供できます。ただし、利用する場合にも注意点があります。今回は、保育園や幼稚園における食事の問題点や給食委託のメリット、給食で見落としがちな4つのポイントについて見ていきましょう。
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1.保育園・幼稚園における給食委託とは
ここでは、保育園や幼稚園での食事の目的や問題点、給食委託を選択するメリットについて再確認していきます。
(1)保育園・幼稚園での食事の目的
保育園や幼稚園は、子どもたちが家以外で多くの時間を過ごす場所です。先生や友だちとの交流を深め、身体を動かすことで心身ともに発達していきます。この時期の子どもは、味覚が育つ大切な時期でもあり、味付け・食材などへのこだわりや栄養バランスが整った食事の提供が欠かせません。
また、保育園・幼稚園は食事を通じて食べる楽しさを知ったり、食材に触れたりなど貴重な経験を積む場所でもあります。このことから、子どもたちの食事には以下のような目的があると考えられます。
- 食文化に触れる
- 味覚や歯の発達を促す
- 食べられる食材や料理を増やす
- 食事が楽しいと感じる
- さまざまな食材に出会う
- 家庭で摂りづらい食べ物を提供する
- 園の活動と連動した献立を提供する
園での食事では、このようなポイントについて考えつつ、日々の献立が作られているのです。
(2)保育園・幼稚園の食事における問題点
子どもたちに食への関心を持ってもらうためには、やはり子どもに人気のメニューや苦手を克服するアレンジ料理などの開発をしなければなりません。また、食に興味を持つきっかけとなる食育のための料理や取り組みも必要です。
ただし、栄養バランスが整った献立を考えるだけでなく、食への取り組みについて計画を立てるとなると、園内で完結させるのは非常に大変なことでしょう。なぜなら、栄養士や調理師の確保、食材の調達、食材費の捻出、調理場の衛生管理などさまざまなことを考えなければならないためです。
(3)給食委託を選択するメリット
給食委託にはどんな魅力があるのでしょうか。まず考えられることは、子どもたちの成長を育むメニューの考案やアレルギー管理を安心して任せられるという点です。これまでに保育園や幼稚園への給食委託を通じて得たノウハウを活かした、高品質な給食提供が期待できるでしょう。
また、アレルギー対応献立については、除去対応や代替対応で献立を作ったり、調理器具や食器を分けて調理したりするなど、安全や安心のために徹底管理することが可能です。もちろん、調理場の衛生管理や食材の安全管理も徹底しています。
食育や季節の行事にちなんだ献立を作成して提供することもできます。こうしたことから給食業務の効率化が図れ、人材雇用の不安を解消できるでしょう。
近年は、物価やエネルギー資源の高騰で、食材費や光熱費も高くなっています。給食委託であれば、まとめて食材を購入したり調理したりすることで、コスト圧縮が可能です。長期を見据えて考えると、給食委託を利用するほうが、効率的な給食業務が行えるかもしれません。
2.保育園・幼稚園の給食で注意すること4選
ここからは、保育園や幼稚園の給食で見落としがちなポイントを4つ紹介します。
(1)お菓子の提供
ほとんどの保育園では「おやつタイム」があります。一日3回の食事以外におやつの時間があるのは、そもそも子どもの胃は小さく、大人のように一度の食事で必要な栄養素を摂取できないからです。子どもは大人よりも代謝が良く、すぐにエネルギーを消費してしまうことも、おやつを摂る理由に挙げられます。
子どもにとってのおやつは、大人のような嗜好品を食べる時間ではなく、足りないエネルギーを補給する「補食」という位置付けにあります。そのため、食事で補えていない野菜や果物、乳製品、小魚を使ったおやつや、エネルギーとなるご飯やパンを使ったおやつなどがおすすめです。食育の観点から考えれば、季節を感じられるものを使っておやつを作るのも良いでしょう。
ただ、おやつを食べ過ぎたり食べる時間が適切でなかったりすると、昼食や夕食に影響が出ます。できるだけ食事の2時間前くらいに済ませることがポイントです。
さらに保育園の場合、預かる子どもの年齢が幅広いため、年齢に応じた量や固さに配慮することはとても困難です。そういった場合でも給食委託を利用すれば、年齢に応じた量やかたさ、アレルギー食への対応も手軽に行えるでしょう。
(2)食育への協力
食べる楽しさや食の大切さを実感する食育においても、保育園や幼稚園の給食は非常に重要です。なぜなら、保育園や幼稚園は、健康的な生活を送る基本である「食を営む力」の基礎を学ぶ場所でもあるためです。
食事のマナーはもちろん、先生や友だちと一緒に食事することの楽しさを知り、食への関心を高めていきます。給食委託で食育への協力ができるポイントは、子どもたちの食が豊かになるよう、さまざまな工夫を施せるところです。
たとえば、さまざまな食材を使う、調理方法を工夫して苦手を克服する献立づくり、子どもたちの話題になる人気メニュー開発、食育イベントの開催などが考えられます。
(3)行事食の充実
行事食とは、日本の伝統的な食事や季節の行事にちなんだ食事のことです。最近では、日本に限らず外国の文化を知るために、外国の食事を献立に含むこともあります。
行事食は、生涯を通じて「食べることの楽しさ」や「皆で作ることの楽しさ」を実感できる体験です。また、旬の食材や地元の食材を味わえるというメリットもあるため、食をより身近に感じられるでしょう。
四季の変化を食材で感じることもできるようになります。子どもの成長に欠かせない行事食も、給食委託を利用すればバリエーションが豊かになり、飽きることなく楽しめるでしょう。
(4)園児との交流
昨今では核家族化や共働き家庭の増加などを受け、食行動が変化し「個食」や「孤食」化が進んでいると言われています。これによって、食事にかける時間が減少したり、食事の場が家族とコミュニケーションをとる時間ではなくなったりしていると問題視されているのです。
そのため、保育園や幼稚園では、栄養摂取だけではない食事本来の目的である「コミュニケーションの場」や「社会性を学ぶ場」としての役割もあります。
給食の時間に会話を楽しみながら食事をすれば、コミュニケーションを図ったり社会性を学んだりできます。ただそれ以上の取り組みとして、給食委託を利用すれば、子どもたちの話題につながるような給食の提供が可能です。
「今日の給食何かな?」や「この前の料理美味しかったなあ」などと、給食をきっかけに子どもたちが交流できるようになるでしょう。
3.保育園や幼稚園は食の基本を学ぶ貴重な時期!
当たり前のことですが、子どもたちにとって食事は、健康や成長を促すために欠かせません。多くの時間を過ごす保育園や幼稚園は、食の基本を学ぶ絶好の場所です。給食委託を利用すれば、子どもたちの食育に欠かせない食事やおやつを、豊富なバリエーションで定期的に提供することが可能です。
ぜひこの機会に給食委託を検討されてみてはいかがでしょうか。
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