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【老健 大和三山】おいしいのはもちろん、栄養バランスがあって免疫力を高める、体の内面から改善できるような献立を提供したいと考えていました 。

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【老健 大和三山】おいしいもちろん、栄養バランスがあって、免疫力を高める、体の内面から改善できるような献立を提供したいと考えていました。

名阪食品様は奈良県を拠点に地域に密着して給食を提供しており、当施設も名阪食品様の本社から約500mと近い場所にあり、万が一何かあった場合についての対応や情報の共有などが密にできると感じました。

1.お客様情報

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医療法人雄信会 https://www.yushinkai-nara.com/
介護老人保健施設大和三山 

理事長 吉田 佳嗣 様

【吉田様から一言】
もともとは循環器外科医として、日本各地や海外で心臓手術などを行っていました。
父が認知症になったことをきっかけに地元に戻り、病院の内科勤務医として診療を行うようになりました。父が晩年介護状態になり、いかに介護が困難であり苦しいものかを経験したことから、人のお役に立てるように「医療と介護を通じて全ての人が笑顔になるように社会に貢献する」という理念のもと、平成25年11月に奈良県橿原市にクリニックを開業し、翌年平成26年4月には介護老人保健施設大和三山を開業しました。 

介護老人保健施設大和三山は奈良県橿原市膳夫町にある全室ユニット型個室の介護老人保健施設です。入所定員は80名、通所リハビリテーション定員は40名となっており、現在、入所、デイケア合わせて95人近くの利用者様がいらっしゃいます。「明日は今日より楽しくなる」「介護時代のパイオニアへ」という理念のもと、施設の機能特性を生かし、高齢者に医療・介護・リハビリテーションを提供することによって、たとえ介護状態になった場合でも、自立した日常生活を送ることができるように支援をされております。

施設のお食事は平成26年の開業当初から、名阪食品様に委託しており、現在7年目を迎えています。心臓血管外科医として国内外で経験があることから、幅広く症状を治すだけでなく、根本から健康になれるようサポートしたいという思いがあります。その思いが“栄養管理も治療方法の1つ”という考えになり、免疫力を高めることや身体機能の向上など利用者様の健康に考慮した献立作りを名阪食品様と試行錯誤を繰り返しながら展開して参りました。

2.導入前の課題(悩みや要望)

  • 利用者様の健康向上につながるような献立を提供したい

利用者様には小柄な方が多く、腎機能や肝機能が低下している方が多くおられます。高齢者の方にとって、治療のために薬を使用することも1つですが、薬剤治療中に、吐き気や食欲不振が生じたり、体調が悪くなる場合もあり、薬が多すぎるのでは?という疑いを持つこともあります。そのため、薬だけに頼るのではなく、食事、運動、入浴などの日常動作も健康を維持していく治療の一つの大きな要素として重要視しています。施設のお食事に関しては、おいしく召し上がっていただくのはもちろんのこと、栄養バランスを考え、免疫力を高める、からだ機能の向上など体の内面から改善できるような献立を利用者様に提供したいと考えていました。

3.導入の決め手

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ご縁があって、名阪食品様の会長とお話しをする機会があり、会長にお勧めされる中で名阪食品様にお任せすることを決めました。

名阪食品様は奈良県を拠点に地域に密着して給食を提供しており、当施設も名阪食品様の本社から約500mと近い場所にあり、万が一何かあった場合についての対応や情報の共有などが密にできると感じたことも決め手の一つです。

4.導入の効果

  • 当施設の独自の提案にも柔軟に対応してくれた

当施設では味の美味しさだけではなく、“健康の向上につながるような献立”を展開したいと考えていました。そのため他施設では導入していないような独自の献立提案をこちらがお願いすることもありますが、名阪食品様はコスト面や原料調達先、調理における作業の流れなど、給食会社だから気づくことができるさまざまな面を考慮し、意見を交わしながらご対応頂いています。

過去の具体的な例をあげますと、当施設では現在、1日に卵を2個食べることができるような献立を取り入れてもらっています。これは、要介護になる手前のフレイル(加齢に伴い身体の予備能力が低下し、健康障害を起こしやすくなった状態)やサルコペニア(加齢に伴って生じる骨格筋量と骨格筋力の低下)には、たんぱく質不足が強く影響するといわれています。これらの予防を目的として利用者様にたんぱく質を積極的に摂っていただきたいという思いから、こちらが希望しました。名阪食品様は担当の管理チームと栄養士の方で慎重に話し合ったうえで、1日に1人2個の卵を使用する案をご採用頂きました。通常の2倍の量の卵を使用しますので、仕入調達、搬入、検品をどのようにするか、卵を割る作業が増えるので人員配置をどのようにしたらよいか、利用者様が飽きずに、卵を毎日2個召し上がっていただくにはどのような献立にするとよいのかなど、入念に準備を進めてくださいました。その甲斐もあり、導入時は滞りなく始めることができ、現在も卵を1日に2個食べることができる献立を続けています。

5.導入から現在までの感想

やはり、一番変わったことは“利用者の皆様の健康面”です。開業当時は、年間で約30名の利用者様が体調を崩されたり、病気になってしまったりして、病院へ入院されることがあったのですが、2年前より栄養療法に取り組み、食事にプラスでホエイプロテイン、亜鉛、ビタミンC、ビタミンD等のサプリメントを取り入れたこともあり、年間で10名ほどに減少しました。また、骨がもろくなったことにより起こる転倒による骨折も少なくなったと感じています。高齢者の方には乾燥によるかゆみやひび割れ、湿疹、皮膚疾患などさまざまな肌トラブルがつきものですが、これについても当施設の利用者様は悩んでいる方は比較的少ないと思います。さらに、高齢者の方は熱が出ると食欲がなくなり、免疫力が低下し、さらに症状が悪化するということがよくあるのですが、ここの利用者様は、熱が出ても食事をしっかり召し上がってくださる方が多く、特にたくさん薬を飲むこともなく回復される方が多いです。このように、さまざまな面で利用者の皆様の健康面に変化が見られました。

また、味の面でも利用者様にはご満足頂いていると思っています。どれだけ健康のことに考慮した献立であったとしても、利用者様に食べていただかなくては意味がありません。そういった意味では、どの利用者様もしっかり食事を召し上がってくださっているので味についても評価は上々なのではないかと考えております。様々な献立がありますが、特に和食は人気があり、基礎であるだしの味がしっかりしているので、大変好評です。

6.これから

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これまでに、卵を献立に積極的に取り入れたり、もち麦・おし麦を献立に導入したりとこちらの要望に柔軟に対応頂いたことで、おいしいだけではなく、“健康の向上につながるような献立”という付加価値のあるお食事を利用者の皆様に提供できていると思います。利用者様が日々食事をしっかり召し上がっていただいて、元気に過ごしていらっしゃるのを見て、こちらとしても大変嬉しく感じています。これからも、意見交換しながら工夫を凝らし、利用者様にこれからも元気に生活を続けてもらえるよう、味や栄養面でさらにご満足いただける献立を共に作っていけたらいいなと考えています。

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