子どもの栄養バランスの考え方

これらはすべて「栄養バランスの良い食事」が大前提にあります。
栄養バランスを整えなければならない理由は?
大きく分けてタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5つに分類されます。
これら5つの栄養素はそれぞれの役割を持っており、
お子様の成長・発達のためにはすべての栄養素をまんべんなく摂る必要があります。
しかし、骨をつくるためにはカルシウムだけを摂ればよいのではなく、
骨の材料となるタンパク質、さらにカルシウムの吸収を助けるビタミンD、
骨の形成を促すビタミンKも同時に必要となります。
ビタミンKは納豆・緑黄色野菜などに多く含まれています。
それ以上に様々な食品を組み合わせて、
たくさんの種類の栄養素を体に取り込むことが成長へのカギとなるのです。
栄養バランスの良い食事とは?
1日に何をどれくらい食べたらよいのかをコマの形を用いて示しています。





食事バランスガイドの活用例(1日の食事メニュー)
エネルギー必要量を2,200±200kcalに設定しました。

【朝食】"しっかり食べてエネルギー補給!
一日の良いスタートを切りましょう!"

朝食を食べないとブドウ糖は不足し、集中力が低下してしまいます。
朝食でブドウ糖をしっかり補給し、頭も身体もすっきり目覚めさせましょう!

【昼食】“給食をバランスの良い食事のお手本にしましょう!”

●昼食のポイント!
牛乳コップ1杯で1日の必要量の約1/3を摂ることができます。
牛乳・乳製品以外にも小魚や干しエビ、ひじきなどに多く含まれます。
また、魚介類やきのこに多く含まれるビタミンDは、
カルシウムの吸収率を高めてくれます。

【夕食】"1日の食事で不足している食品を
しっかりカバーしましょう!"

ヨーグルトとひじきを取り入れることで、さらにカルシウムを補うことができます。
果物は、果汁100%のジュースで代用することもできます。

1日の食事バランスをまとめると、次のようになります。

朝食から夕食にかけて、コマに示された食品数が満たされていくのが分かると思います。
1日に必要なエネルギー量を確保しながら、
様々な栄養素をバランスよく摂ることができます。
補食で不足分を補いましょう。
<手軽に摂れる補食の例>

まとめ
毎食バランスの良い食事を用意するのは大変ですが、
できる範囲で補食などを活用し、
1日の中で食事内容をコントロールすることを心がけてみてはいかがでしょうか。
<参考資料>
農林水産省 親子で一緒に使おう!食事バランスガイド
農林水産省 「食事バランスガイド」で実践 毎日の食生活チェックブック
この記事の筆者・監修者

名阪食品お役立ち情報発信チーム
名阪食品の「お役立ち情報」の編集者。「すべては、お客様の健康で楽しく豊かな食生活のために」を理念に1日約7万食の給食を提供している。給食運営施設は学校・保育・高齢者施設・社員食堂と幅広く、お客様のお悩みや喜んでいただいた事例を発信している。