【事例付】特養における給食委託会社の選び方のポイントをご紹介!
特別養護老人ホーム(特養)では、要介護1から5までさまざまな方が入居しています。そのため、一人ひとりの咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ)に合わせて食事形態や味付けを調整する必要があります。食事提供の仕方について、専門的な対応力が求められる環境と言えるでしょう。そんな特養では、どのような点に気を付けて給食委託会社を選定するべきか、悩んでいる運営者の方も多いはずです。
今回の記事では、特養における給食委託会社の選び方をご紹介します。特養における給食の重要性をはじめ、給食委託会社の選び方のポイントをまとめました。併せて、名阪食品株式会社で取り組んでいる事例もお伝えします。給食委託会社への依頼検討している方は、ぜひチェックしてください。
1.特養の概要と給食の重要性
特別養護老人ホームとは、在宅での生活が難しい高齢者に対して、生活全般における介護サービスを提供する、公的な介護保険施設です。略して「特養」と呼ばれています。特養は、民間が運営する有料老人ホームよりも費用が安い点が大きなメリットです。そのため入居希望者が多く、入居待ちとなっている施設が数多くあります。
特養の入居条件は、「65歳以上・要介護3以上の認定を受けた方」となっています。ただし、特定疾病が認められている要介護3以上の40歳から64歳も入居は可能です。要介護1・2の方も、条件によっては特例により入居できるケースがあります。そのため、特養に入居している方は「自分一人で普通に食事をできる方」から「きざみ食・ソフト食・ミキサー食など配慮が必要な方」まで、さまざまです。給食においてもそれぞれの入居者に合わせた配慮が求められる環境であると言えるでしょう。
▶名阪食品の高齢者施設に関する情報はこちらから2.特養の給食会社選びのポイント
特養で給食委託会社を選ぶときにはどのような点に気を付けたら良いでしょうか。今回は、5つのポイントをチェックしていきましょう。
(1)食事の質と安全性
まず大切になるのは、食事の質と安全性です。毎日安定して美味しい食事が提供されることはもちろん、利用者様にとって安全かつ安心であることが重要になります。「どのような衛生管理に取り組んでいるのか」といった点は、よく確認しましょう。
名阪食品においては、スタッフに食材の納入・調理・食事提供・清掃までしっかりと指導し、食中毒防止のほか、事故防止・感染症対策など食事の安全性の確保に努めています。
【名阪食品の事例】 ・食材の検収記録表、食品の加熱冷却加工記録など衛生書類を記録 ・危険管理対応マニュアルを策定し、食中毒に対応 ・検温・手洗い・マスク着用・アルコール消毒の徹底 |
(2)専門的な対応力
特養など高齢者に介護サービスを提供する施設においては、入居している方一人ひとりに合わせて適切な「介護食」を提供する必要があります。介護食には、大きく分けて4つの区分が定められています。それらの区分に沿った食事提供ができるかは、給食委託会社の対応力が問われるポイントです。
名阪食品においては、高齢者施設経験が豊富な管理栄養士が献立を作成しています。食材のこだわり、味付けに至るまでさまざまな要望に応えることに努めています。疾患ごとに食べられないもの・栄養価についての個別対応も可能です。
【名阪食品の事例】 ・高齢者施設経験豊富な管理栄養士による献立作成 ・疾患ごとに、さまざまな形態で食事を用意 ・栄養価についても疾患に合わせた療養食対応が可能 |
(3)柔軟なメニュー作成
特養の給食に関しては、利用者様の状況に応じて食事のやわらかさを変更するなど柔軟なメニュー作成が必要です。さまざまなニーズに対応できるかどうかも、見極めのポイントとなるでしょう。
名阪食品では、きざみ食・ミキサー食・流動食など、さまざまな形態で食事が提供できます。独自に開発した「そふまる」は、見た目・味はそのままに歯茎でもつぶせるほどの「やわらか食品」です。咀嚼困難な方でも、安全かつ美味しい食事を楽しめる商品で、各施設で高い評価をいただいています。
【名阪食品の事例】 ・きざみ食・ミキサー食・ムース食・流動食など、さまざまな形態で食事を用意 ・独自開発のやわらか食「そふまる」を提供 |
(4)コストパフォーマンス
給食委託会社を選定するときには、コストパフォーマンスも気になる点です。しかし、「安さ」だけに着目するのではなく、提供される食事の質・安全性などのバランスを見て検討しましょう。「このコストでは、どの程度のサービスが受けられるのか」をよく確認して、自施設に合う給食委託会社を判断することが大切です。
(5)厨房スタッフの質と研修制度
給食委託会社のスタッフ研修制度の内容も、その会社を見極めるポイントに挙げられます。たとえば、「定期的な研修を受講して、知識をブラッシュアップしているか」「スタッフが、衛生面で正しい知識の習得をしているか」などをチェックしてみてください。研修制度を知ることで、その会社がどのような点を重視して教育しているか、また衛生管理の意識の高さや、スタッフの質が判断できます。
名阪食品においては、下記のような研修制度に取り組んでいます。
【名阪食品の事例】 ・衛生管理や調理技術のマニュアルを用いた研修を実施 ・配属後もOJTを基本として、スタッフの調理技術・厨房業務の向上を図る |
3.特養における給食委託会社の選定プロセスと契約のポイント
実際に給食委託会社を選ぶときの選定プロセス・契約のポイントをご紹介します。
(1)複数社の比較検討
給食委託会社を選ぶときには、複数社に見積もりを取って比較検討しましょう。これにより、依頼内容の費用相場を把握できたり、各社のコストパフォーマンスが比較できたりします。また、実際に給食を試食してみるのもおすすめです。試食によって、食事の質・会社の対応力などがしっかりと判断できるでしょう。
(2)給食サービスの評判や実績の確認
インターネットの口コミなどを見ながら、給食委託会社の評判を確認してみましょう。また、公式サイトでこれまでの導入事例を調べるのもおすすめです。自施設と似たような規模の介護施設における実績の有無、口コミを参考にしてみてください。
▶名阪食品が受託する高齢者施設の導入事例はこちら
(3)契約内容の詳細確認
依頼する給食委託会社が決定したら、契約内容の詳細を確認しましょう。たとえば、給食委託会社への支払い方法は会社によって異なり、大きく「委託費制(管理費制)」と「食単価制」の2種類に分けられます。依頼する会社がどのような契約・支払い方法を採用しているのか、細かいところまでしっかりと事前確認しておきましょう。
4.安心・安全な食事を届けるために自施設に合った給食委託会社を選びを
特養における給食委託会社の選び方のポイントについてご紹介しました。給食委託会社を選定するときには、給食の品質・安全性・コスト面などさまざまな項目を検討する必要があります。ぜひ今回の記事を参考にして、選定基準を理解し自施設にとってぴったりの給食委託会社を選んでください。信頼できる給食委託会社と契約して、より安心・安全な食事を利用者様に届けていきましょう。
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